レッスンの行き詰まりを解消するためのヒント

レッスンの行き詰まりを解消するためのヒント

こんにちは、子ども向け英語指導専門家の中村 香奈子です。

  

さて、私が経営している英語教室と音楽教室では、各科目の先生を雇用しつつ、私自身も英語とピアノ、ドラムを教えています。

昨年、ドラムの先生が結婚に伴う引越しで急に退職となり、講師採用で紆余曲折があり、まずは私が教えることになった旨、お話しました。

その半年後の発表会は大成功に終わり、その後ドラムを習いたい、というお声をいただくようになりました。

  

・・が、、、

  


内心、「このままじゃいかん」と思っていたんです。

  

ドラムを教えることが決まった瞬間から猛練習を開始して、常に生徒さんの先をいく努力はしていたんです。

たしかに、「教え方」には講師歴20年の自負があります。

生徒さんからも、「この先ずっとかなこ先生がいい!」と言っていただいていました。

  

でも、子どもって、真似をして上手になっていくものですよね。

ピアノでも、先生がたくさん弾いてみせて、何回、何十回と先生の真似をして、ようやく思った音が出せるようになっていきます。

  

ドラムも同じ。

私の場合、子ども達の一歩先にいても

「ここを目指して欲しい」という到達地点の演奏を見せてあげることができなかった。

  

指導者として一番大切なのは、「伝える力」と安心して子どもを預けられる信頼性。


でも、ドラムの生徒さん達は、今うなぎ上りに上達する段階にいて、生徒さんの可能性に上限がある状態ではいけない!と思ったんです。

  


幸い、夫(=鬼社長)がドラマー(なので、教室に生音のドラムセットがある)だったので、「会社の危機を助けて!」と訴えて、ドラムレッスンの時間を確保してもらえることとなりました。

その時から、ドラムレッスンは、「子ども達が一番上達する伝え方で教える係」の私と、「一人一人にレッスンプランをたて、模範演奏を示す係」の鬼社長で行うダブルレッスンとなりました。

(なぜダブルかと言うと、最初、生徒さん達が鬼社長を怖がっていたからです(笑)


そのうち、鬼社長だけでレッスンしてもらえるのを目指しています。

  

保護者さまにも「子どものやる気もメチャメチャ上がっています!」と喜んでいただいています。


そして、再び思ったんです。

これは、英語も同じだ、と。

  

一番大切なのは、生徒さんを惹きつける力や、英語力をつけるための「伝え方」の技術。


しかしながら、「英語力」に関しては、

  

・生徒さまのお手本となる発音

・臨機応変に英語で返せるだけの英会話力

・そこそこ高いリスニング力

・読解力や文法力(準1級レベルくらい?)

  

そんな、生徒さまのお手本となる力を維持することが大切と考えます。


そんなわけで、20年前から英文の音読とTOEICや大学入試問題に毎日欠かさず取り組んでいますが、生徒さんに

「先生みたいになりたい!」

と思っていただける指導者でありたい、という思いを大切に、これからも毎日研鑽を続けていきたいなと思います。


昨日より一歩先にいる自分をめざして、日々前に進んでいきたいですね!