レッスンの行き詰まりを解消するためのヒント
- 2025.01.15
- ブログ

こんにちは、子ども向け英語指導専門家の中村 香奈子です。
さて、私が経営している英語教室と音楽教室では、各科目の先生を雇用しつつ、私自身も英語とピアノ、ドラムを教えています。
昨年、ドラムの先生が結婚に伴う引越しで急に退職となり、講師採用で紆余曲折があり、まずは私が教えることになった旨、お話しました。
その半年後の発表会は大成功に終わり、その後ドラムを習いたい、というお声をいただくようになりました。
・・が、、、

内心、「このままじゃいかん」と思っていたんです。
ドラムを教えることが決まった瞬間から猛練習を開始して、常に生徒さんの先をいく努力はしていたんです。
たしかに、「教え方」には講師歴20年の自負があります。
生徒さんからも、「この先ずっとかなこ先生がいい!」と言っていただいていました。
でも、子どもって、真似をして上手になっていくものですよね。
ピアノでも、先生がたくさん弾いてみせて、何回、何十回と先生の真似をして、ようやく思った音が出せるようになっていきます。
ドラムも同じ。
私の場合、子ども達の一歩先にいても
「ここを目指して欲しい」という到達地点の演奏を見せてあげることができなかった。
指導者として一番大切なのは、「伝える力」と安心して子どもを預けられる信頼性。
でも、ドラムの生徒さん達は、今うなぎ上りに上達する段階にいて、生徒さんの可能性に上限がある状態ではいけない!と思ったんです。

幸い、夫(=鬼社長)がドラマー(なので、教室に生音のドラムセットがある)だったので、「会社の危機を助けて!」と訴えて、ドラムレッスンの時間を確保してもらえることとなりました。
その時から、ドラムレッスンは、「子ども達が一番上達する伝え方で教える係」の私と、「一人一人にレッスンプランをたて、模範演奏を示す係」の鬼社長で行うダブルレッスンとなりました。
(なぜダブルかと言うと、最初、生徒さん達が鬼社長を怖がっていたからです(笑)
そのうち、鬼社長だけでレッスンしてもらえるのを目指しています。
保護者さまにも「子どものやる気もメチャメチャ上がっています!」と喜んでいただいています。
そして、再び思ったんです。
これは、英語も同じだ、と。
一番大切なのは、生徒さんを惹きつける力や、英語力をつけるための「伝え方」の技術。
しかしながら、「英語力」に関しては、
・生徒さまのお手本となる発音
・臨機応変に英語で返せるだけの英会話力
・そこそこ高いリスニング力
・読解力や文法力(準1級レベルくらい?)
そんな、生徒さまのお手本となる力を維持することが大切と考えます。
そんなわけで、20年前から英文の音読とTOEICや大学入試問題に毎日欠かさず取り組んでいますが、生徒さんに
「先生みたいになりたい!」
と思っていただける指導者でありたい、という思いを大切に、これからも毎日研鑽を続けていきたいなと思います。
昨日より一歩先にいる自分をめざして、日々前に進んでいきたいですね!