[ブログ]3単現のsはなぜつけなければいけない?という質問への答え方
こんにちは、中村 香奈子です。
3年ほど前、家族に内緒でフランス語の個人レッスンを受けていたことがあります。
なぜ内緒だったかというと、次女の大学受験後に、多分最後になるであろう家族旅行でパリに行くことになっていて、そこでフランス語をペラペラと話して格好つけたかったからです(*^^*)
かなり熱を入れて勉強し、そして、半年ですっぱりと諦めました(^^;)
ネイティブの音声がいつまでたっても聞き取れない上、動詞の変化が複雑すぎて、あえなく挫折;;
前置きが長くなりました。
本題に入ります。
時々、英語の本質を突いてくるような、鋭い質問をもらうことがあります。
例えば、この記事の題名のような、「3単元のsはなぜつけなければいけない?」といった質問です。
私たちは、英語を教えていますが、英語を通して世界の人々の文化や思想、思考のしかたなども伝えていけたら良いですよね。
ただ試験のために勉強するのと、そうしたことを吸収しながら覚えていくのとでは、伸び方が違うと思うのです。
ちなみに、上の質問に対し、私がフランス語を勉強した経験からはじまり、こんな話をしました。
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第二外国語で勉強された方も多いと思うのですが、フランス語を含み、ヨーロッパの言語は、人称や、単数か複数かによって、動詞が変化しますね。
主語によって同じ意味の動詞の形が変化するわけです。
実は、大昔の英語も、同様に主語によって動詞の変化があったそうです。
be動詞がam, are, is…と変化していくのも、その名残です。
一般動詞も変化がありましたが、長い時間をかけて、1人称、2人称の動詞の変化が次第になくなっていきましたが、3人称単数現在の場合だけ、sが残ってしまった、と言われています。
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そのようなトリビア的な話、皆さん目を輝かせて聞いてくれますね(^^)
私も、色々な英語の由来や背景、世界の歴史などを生徒さん達にかみ砕いて説明できるほどに、もっともっと勉強しないと、、、といつも感じます。