こんにちは。中村香奈子です。

私の教室では、生徒さんたちが毎回シールを貼る出席シートがあります。

3歳の子から高校生まで(！)、大きなシールを喜んで選ぶので、シールのひと枠ひと枠を大きく作っているため、出席シートも大きくなり・・・(＾＾；)

かなり大きめの枠なのにそこからはみ出して貼るのが好きな生徒さんたち；；

そんな大きな出席シートの裏面に、デーン！と、教室の所見を書く欄があります。

１年間で頑張ったことや教室での様子、今後、取り組んでいきたいことなどを、毎年、年度末に書いてお家の方にお渡ししています。

この時期になると、ペンのインクをまとめ買いして気合を入れます。

今、手元にあるだけで、その数約６０枚。

ピアノの先生を雇用してから、それでも数は減りました。

一人一人の生徒さんの顔を思い浮かべながら書くので、途中、ほっこりとしたり、感激したことを思い出して泣きそうになったりしながら、ペンを走らせます。

細かい字でビッチリと書くので、1枚仕上げるのに結構時間がかかります。

でも、保護者の方がとても喜んでくださるのです。

以前、何十枚と書くのに手間取って、最後の方になってしまった生徒さんのお母さまから、

「今年はまだ先生からの所見をいただいていないのですが、うちの子がなくしてしまったのでしょうか」

といった内容のメッセージを数人からいただいたほど。

そして、書いているうちに、なぜ、この生徒さんにはこの部分を強化する必要があるのか、ということを掘り下げて考えることになり、結果、自分の伝え方を研究するきっかけになったりもします。

生徒さん、保護者の方にも喜んでいただけるだけでなく、教え方を改善するための発見がたくさんあるので、毎年、年度末には、毎日、所見記入用にまとまった時間をとっています。

今日もこれからびっしりと書きます。

ピアノレッスンもあるので、手を傷めないようにだけは気を付けて、一気に書いていきたいと思います(^^)