クレームや誤解と決別する方法
- 2024.10.01
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さて、先日、教室に新しく講師として仲間入りしてくれた先生の歓迎パーティーを行いました。
声をかけるといつも一つ返事で集まってくれる素敵な仲間たちと過ごす時間は、いつもあっという間。
新人先生も、すっかり打ち解けてくれて、仲間の絆がまた強くなったのを感じました。
その宴会の中で、教室の主任講師Y先生の旦那さん(Nさん)が、こんな話をしてくれました。
Y先生は、先月、出産で里帰りされたんですが、大きなお腹をかかえて電車に乗った時、外国人の方が席を譲ってくれたそうなんです。
その時に、
「Thank you. のひと言で済ませたくない。心からの感謝の言葉を伝えたい。」
そう思ったNさんは、まずGoogle翻訳で英語の言い方を調べ、そして、なんと、今度はその発音を20回、30回とリピートして練習し、勇気を出してその外国人の方に話しかけたのです。
その外国の方は、とても嬉しそうに応じてくれて、Nさんは自分の気持ちが伝わったことが涙が出そうになるほど嬉しかったとのこと。
その話を聞いて、とても温かくなると同時に、心底すごいなあ、と思いました。
まず、私がNさんの立場だったら、Google翻訳で出てきた文面を、そのまま見せるにとどまるだろうなと思ったのですが、
Nさんはそれを何十回と練習して、勇気を出して話しかけた。
コミュニケーションがとれた経験を、本当に嬉しそうに話してくれたNさんの笑顔を思い出すたびに、涙が出そうになります。
そして、そのNさんのお話から、コミュニケーションの真髄は、教室運営においても同じだなと感じました。
・お家の方には、お子さんから伝えてもらえば良いだろう
・この部分はわざわざ伝えなくても、レッスンには支障ないかな
教室を運営していると、教えること以外にもすべきことが山積みで、お家の方や生徒さんとのコミュニケーションをとるところまで手が回らない、と思ってしまう。
でも、それを「面倒くさい」ととらえず、Nさんのように、その時に出来る最大限の努力をして「伝えたい『心』を伝える」ことが大事。
それをするかしないかで大きな差がつきます。
そうしているうちに、信頼度が高まり、お教室の方針を理解していただけたり誤解が生じにくくなり、結果、クレームも激減していきます。
その上、「クレーム」とは真逆の、教室の質が向上するための有難い「ご意見」をいただけるようにもなります。
それは、コミュニケーションのハードルが下がって、教室のためであれば苦言を呈することも厭わない、そんな、本当の教室のファンになっていただけるからです。
お家の方々が協力してくださるようになると、生徒さん達のモチベーションや英語を学ぶことに対しての姿勢も変わってきます。
良いレッスンをしているはずなのに、お教室の運営が今一つ上手くいっている気がしない・・・
そんな時は、お家の方とのコミュニケーションを、積極的にとられてみることをお勧めします。