[コラム] 英語レッスン 教材選びのコツ
こんにちは。中村 香奈子です。
生徒さんたちにぐんぐん英語の力がつき、その上「ゼッタイやめたくない!!」と言ってもらえるレッスン。
そんなレッスンを提供するために、大切なポイントの一つに「良質な教材」があります。
もちろん、一番大切なのは、レッスンの組み立てと、その運び方なのですが、ドンピシャ♪な教材を使ったレッスンでは、その効果が数倍に。
バイオリンで例えれば、ネットのフリマサービスで1万円もしないで買ったものと、1挺数千万の歴史あるものとでは、同じ人が演奏しても全く違う響きがしますよね。(例が極端すぎますね;)
そんなわけで、「何を使うか」ということにも気を使うことはとても大切なのです。
小学生以下の子ども対象の英語レッスン指導の中で使う教材選びには、ポイントがあります。
1.視覚的な要素を取り入れる
カラフルで鮮明なイラスト、図が描かれたものを取り入れましょう。
小学校中学年以下のクラスであれば、視覚的にパッとわかるものの方が子供の注意を引きやすく、そして、記憶にも残りやすいです。
ピクチャ―カードや、時にインパクトの強いイラストを使用することも、記憶に残すために効果的です。
2.普段の生活や興味のあるものに関連づいたものを取り入れる
子供たちは、普段の生活や興味のあるテーマ(家族、アニメ、テーマパーク、食べ物、遊びetc.)に関連付けられたレッスンを「楽しい!」と感じます。
身近なテーマを取り上げた教材を利用してその日のキーワード、キーフレーズをちりばめた内容でレッスンを組み立てると、子どもたちの関心をひきつけたまま楽しくレッスンを進めることができます。
上の写真は、「パンケーキを作ろう!」という内容で、園児、小1クラス向けに作った教材(教材部屋N0.15 参照☆)ですが、誰が一番ふわふわのパンケーキが作れるか!というごっこ遊びをして盛り上がり、その上、材料や器具の英語名、mix、cook 等の動詞、I want ~. などの表現を覚えるのに大変効果的でした。
3.ゲームや歌、チャンツを多用する
ほとんどの先生は、教材として英語ゲームや歌をたくさん取り入れていらっしゃると思います。
ゲームでは、「この表現が言えたら先に進める」タイプのものや、スピード感、緊張感がある中でとっさにキーフレーズを言わなければいけないものなどが効果的。
(↑私のレッスンの中のゲームはほぼこれらのタイプのものです ^^)
私の教室では、園児や小学校1年生クラスでは歌をたくさん入れますが、小学生以上のクラスでは「チャンツ」をたくさん入れています。
チャンツは、ひとことで言うと「単語やフレーズを、特定のリズムをつけて繰り返し唱える」というものですが、その効果は絶大です。
「チャンツ」には、発音やアクセントのみならず、集中力、フレーズの記憶への定着、文法の強化など、利点がたくさん!
チャンツについて語っているととんでもなく長くなってしまうので、また別のコラムで書きたいと思います♪
以上、教材選びのポイントについてお伝えしましたが、これらは、「レッスンを組み立てる際のコツ」とも言えるものになります。
子供たちの目が輝く、楽しいレッスンを作られる際の一助となりましたら幸いです。