生徒さんから恋愛相談、受けたことありますか?
- 2024.09.26
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秋の気配が日に日に濃くなり、過ごしやすい季節になってきました。
先週は中秋の名月、夜空を見上げながらお月見を楽しまれた方も多いのではないでしょうか。
私も、英語リトミックや幼児クラスのレッスンで取り上げていたものの、当日はそのことはすっかり忘れ、普段と変わらずレッスンをしていたのですが・・
高学年クラス(男子ばかり8名)の生徒さん達が、その日、教室に入るやいなや、
「先生!moon が beautiful でヤバいです!」
と・・(笑)
早速、その日のレッスンは、最初の5分をもらって、月が良く見える前の駐車場までクラスの皆で出向いて、月の鑑賞会となりました。
そして、素直に、皆で楽しいこと、美しいものを共有できるって、素敵だな、と思いました。
レッスンの内容だけでなく、そうやって皆で感動や楽しさ、時には苦しいことを共有して、その瞬間を一緒に過ごす。
そんな心のつながりを太くしていくことは、実は英語力向上にも大きくつながっていきます。
「教室には、あのメンバーがいるから、行くのが楽しみ」
「このメンバーなら、自分を丸ごと受け入れてくれる」
そんなワクワクや安心感があると、
(こんなこと言ったら、どう思われるかな、、)
と思ったことが言えなかったり、なかなか溶けこめなくて、英語ゲームが苦痛だな、と思ったりすることがなくなります。
その結果、レッスンの内容に楽しく全集中できるようになるのです。
英語ゲーム中、皆のウケを狙って、奇をてらった文を作ろうとする
↓
大切なキーフレーズが定着する
↓
○○君の渾身の英文(^^)を理解しようと、皆がそのフレーズや文法の理解に集中する
↓
全員がきちんと理解しながら進められる
そんな良い循環で、メキメキと英語の力をつけていくことができるようになるんです。
20年間英語教室を運営してきて、高学年のクラスは、もれなくこの団結力が強くなり、それが本当に嬉しいし、楽しい ^^
時には、男の子が、
「みんな、僕のために3分だけ時間をくれない?」
と言って、恋愛相談が始まることもあります ^^
(もちろん、それに対する皆からのアドバイスは3分では終わらず、その日のレッスンはいつもより遅く終わることになるのですが、、)
そうした時、先生としては、
「今は英語のレッスンの時間だから」
と切りたくもなりますね。
私も、駆け出しのころは、月謝をいただいている以上、英語以外のことをしてはダメ、と思っていました。
でも、生徒さんは、そのクラスの皆や私を信頼して、誰にも言えない悩みを打ち明けてくれている、それに皆で応えることって、大切なことではないかと思うのです。
多めに時間を使ってしまったら、それは私が責任を取る。
次のレッスンの時、前後の切り替え時間を使って、多めにレッスンをしたり、動画を作ってお送りしたり、、、
そのくらいの覚悟でいます。
でも、その積み重ねの結果、生徒さん同士の絆は太くなり、人を信頼する、という経験になる。
そして、それはレッスンが望ましいように進むようになり、英語力がつくことにもつながるのです。
今、教室の中学生クラス、高校生クラスは、皆、そんな強い絆で結ばれていて、私も、それぞれのクラスの皆と会えるのが本当に楽しみ。
高校生クラスの準備(半端ない量の問題を事前に解きます;)は大変ですが、一人一人の顔を思い浮かべると、俄然、頑張れるのです。
あなたも、もしも、
「生徒さん達が教室のことをどう感じているのかわからない・・」
「レッスンを楽しんでくれているのかな・・」
と感じることがありましたら、
「そのクラスの雰囲気がオープンで、温かいか?」
ということや、
「クラスの居心地」
という視点からも、客観的に見つめてみてください。