文法なしで話せる?あなたならどう考えますか?
- 2025.03.14
- ブログ

こんにちは、子ども向け英語指導専門家の中村 香奈子です。
さて、季節が変わるこの頃、新しいステージへと踏み出すワクワク感を感じていらっしゃるのではないでしょうか。
新学期に向け、私の教室でも全クラスの新年度カリキュラムとレッスンプランをせっせと作成しているところです。
そんなある日のこと。
鬼社長(=夫)がポツリとこう言いました。
「文法をあれこれ学ぶより、実際に話せるようになるのが一番じゃない?」
それ、私たち英語の先生が一番言われたくないことですよね(笑)
文法の大切さを知っている私たちにとっては、なかなか悩ましい一言。

でも、確かに生徒さんや保護者の方々が「英語を話せるようになりたい」と願っていることは、痛いほどよくわかります。
私も過去に、
「日本人が話せないのは文法ばかりやっているからじゃないですか?」
と真正面から聞かれたことも何度かありました。
でも、文法は、言ってみれば言葉のルール。
スポーツで言ったら、ルールを知らずにバスケットボールの試合に臨むのは無謀ですよね?
少し角度を変えて、
「ネイティブの人たちは文法を使っていないのか」
という視点から見てみましょう。
日本語ネイティブの私たちは、話す時に「品詞」や「文の構造」なんて考えずに話します。
では、誰もが文法(文のルール)なんて関係なく話しているかというと、実はそうではない。
(その証拠に、正しくない日本語を話していたら「おかしい」と感じますよね)
私たち日本語ネイティブは
「無意識のうちに日本語のルールに沿って話している」
のです。
なので、英語ネイティブの方たちも、決して文法を使っていないわけではなく、無意識のうちに使いこなしているということなんです。
でも、毎日大量にその言葉に触れていないとその域には達しません。
なので、私たち日本人が英語を習得しようと思ったら、ネイティブレベルで英語に触れようとするより、英語のルールを先に学んだ方が、圧倒的に近道なんです。
そしてそれを繰り返し練習すれば、確実に使える英語力が身につきます。

だからこそ、私のレッスンでは、
1、まずルール(文法)を理解し、覚える
2、それを反復練習して、自然に使えるレベルにもっていく
この2つを大切にしています。
このように、子供たちにただ英語をひたすら覚えさせようとするのではなく、
「なぜそれが大切なのか」
ということも併せて伝え続けることが、私たちの役目なのではと思います。
とはいえ、日々のレッスン準備に追われる中で、それを実践し続けるのは簡単ではありませんよね。
そこで、先生方がそのような思いをレッスンで実践しやすくなるように、サポートできる仕組みを作りました。
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